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函館新聞

五稜郭で真剣振るう 鵬玉会が試し斬り全日本選手権大会【函館】

一般男子の部で優勝した熊代さん

 第8回全日本居合道試し斬り選手権大会が26日、箱館奉行所で開かれた。国際居合道連盟鵬玉会(武田鵬玉会長)の会員34人が日ごろの研さんの成果を披露し、静寂の中で振るわれる日本刀に多くの観客が息をのんだ。

 同会が主催し、函館での開催は初めて。300年の歴史を持つ無外流居合の「形」の初太刀(刀を鞘から抜いた一振り目で斬る)技術を競う大会で、制限時間5分の間に約20の形から事前に申告した3つの形を順番に繰り出し、棒状の巻きわらに斬りかかる。

 開会式で武田会長が「くしくも今日は155年前の同じ日に土方歳三ら旧幕府脱走軍が無血入城した日。日々の鍛錬の成果を存分に発揮してほしい」とあいさつ。新人、一般女子、一般男子の3部門で競技が行われ、審査員が形の難易度や所作、巻きわらが切れているかどうかなどを審査した。

 競技が始まると、刀を振るう音や巻きわらの切れる音が静かに響き、形を終えると観客からは大きな拍手が挙がった。一般男子の部で見事1位に輝いた東京総本部所属のジュリアーノ熊代さん(36)は、座った状態から飛び跳ねながら斬りかかる「破図味」と呼ばれる形などを披露。2位と3点差の接戦制し優勝した。

 熊代さんは「勝った後が一番油断するところ。これで終わりではなく次のステップのために、今大会の反省点を生かして精進していきたい」と話していた。

 各部門の優勝者は次の通り(敬称略)。

▽新人の部=長岡勝(福岡支部)▽一般女性の部=樋口陽子(埼玉支部)

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