大鍋で仕込んだキノコ汁には多くの来場者が集まった

　毎年恒例の更別村の一大イベント「さらべつ大収穫祭２０２４」（ＪＡさらべつ青年部、実行委主催）が２０日、村ふるさと館で開かれた。来場者は大鍋で仕込んだキノコ汁などのグルメのほか、新鮮野菜の直売会を楽しんだ。

　「更別村の『うまい！』がここに集結」をコンセプトに掲げ、来場者に地場の農畜産物や特産品をＰＲする目的で開催した。

　午前１０時に、さらべつかしわ太鼓保存会が力強く太鼓演奏を行い、イベントのオープニングを飾った。秋晴れの下、飲食のブースではさらべつ和牛を使ったステーキの実演販売などに、多くの来場者が列をつくった。タマネギやダイコンなどの野菜直売会もにぎわいを見せた。

　友人家族と５人で来場した帯広市内の会社員、佐々木美紀子さん（４５）は、熱々のキノコ汁を堪能し、「具材に入っているさらべつ和牛のコクがスープに出ていて、すごくおいしい。キノコも良い」と笑顔だった。