年の祝い者の百歳・小林りつさん（左）、白寿・中谷きわさん（右）、米寿・佐藤静子さん。後列は左から池田町長、花谷家族会長、南理事長

　町内東町ちのみ４の養護老人ホームちのみの郷（高橋政志施設長、利用者70人）は18日、敬老の日記念式典と祝賀会を開催した。百歳の小林リツさんら白寿や米寿の３人に記念品が贈呈され、入所者の家族が久しぶりに顔を合わせ、長寿を祝いながら食事や催しを楽しんだ。

　コロナ禍で、ここ数年は開催を見合わせてきたが、昨年から家族のみに規模を縮小して式典と食事を再開し、今年は通常開催とした。

　敬老会には池田拓町長や同施設を運営する浦河愛生会の南末美理事長、家族会（花谷勢津子会長）ら利用者家族約30人が駆け付け、久々に１００人以上がホールに集って長寿を祝った。

　式典で南理事長は「皆さんんが地域の礎を築いてくれたことで私たちは豊かな生活ができている」と感謝し、「今年もこの日を元気に迎えられたことをうれしく思う。今日を楽しみ、明日からも元気に過ごしてほしい」とあいさつ。池田町長は「これから風邪が流行する時季。何よりも健康に留意され、日々穏やかに過ごされ、来年も皆さんに笑顔でお会いできますよう元気でお暮しください」と祝辞を述べた。

　今年の祝い者は、百歳の小林リツさん、白寿の中谷きわさん、米寿の佐藤静子さんの３人。祝い者と入所者全員の長寿を祝って記念品が贈られた。

　このあとの祝賀会では、入所者と家族がそれぞれテーブルを囲み、５年ぶりとなる三好直樹さんの歌謡ショーや料理を味わいながら健康長寿を祝った。