中学生が助け求める 柔道整復師会日胆ブロック 長部整骨院で不審者対応訓練【新ひだか】
【新ひだか】静内吉野町1の長部整骨院(長部達彦院長)で12日、不審者対応訓練が行われ、助けを求める人が同院に駆け込んだ対応方法などを確認した。
北海道柔道整復師会の主催で、日胆ブロックの蜂屋広髙副会長(静内・蜂屋整骨院)ら会員6人が参加。
訓練は、人通りの多い吉野町の道路で、不審者から声を掛けられ、追いかけられた中学生が整骨院に駆け込み、助けを求める対応と、警察署に通報するまでの想定。
長部院長は、中学生を室内に招き入れ、物影に座らせて落ち着かせ、「どうしたの」と声を掛けた。中学生は「引っ張られたり、追いかけられた」と話し、長部院長は、不審者の特徴が上下の黒いジャージでメガネなし、身長170㌢、普通の体格などを聞き取り、メモして警察に通報した。整骨・接骨院は防犯ステーションに指定されている。
訓練終了後、静内署の武田朋広生活安全係長は「おおむねスムーズに対応できていた」と話し、さらに「対応する自分も落ち着くことや玄関を施錠すること」などを付け加えた。
最後に、相手の動きを封じ込める武器となる「さすまた」の使い方のポイントを説明し、全員が体験した。
訓練を終えた長部院長は「当整骨院で初めての訓練で緊張した。『さすまた』の体験もできて、地域の人を犯罪から守るための努力をしていきたい」と話した。
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