田村署長らに見送られパトロールに出動する車両

　全国地域安全運動初日の11日、浦河警察署（田村聡憲署長）でながら見守り隊や同署ブルーガード隊、同署員ら約20人が参加して出動式が行われた。

　今年の地域安全運動では、「子どもと女性の犯罪被害防止」「特殊詐欺、ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害防止」「自転車盗、万引きの被害防止」を重点に、不審者情報や特殊詐欺などに関する早期通報などを呼び掛ける。

　田村署長は「犯罪の発生状況は平成15年から減少傾向にあったが、令和５年から一転して増加しており、特殊詐欺、子どもや女性が被害者となる犯罪、自転車盗、万引きなどの増加が目立っている。町民が安全で安心して暮らしていくためには、地域が一体となり自分たちの地域の安全を守るための活動をしていくことが重要。周囲に関心を持ち、地域の目として継続した取り組みをお願いする」とあいさつした。

　来賓の池田拓浦河町長が参加者を激励。ブルーガード隊の岩間俊幸隊長が田村署長に出動申告を行い、パトカー４台と青色回転灯を備えたブルーガード隊の車両５台が参加者に見送られパトロールに出動した。