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日高報知新聞

5年ぶりのサケつかみ取りに歓声 地場の農水産物を堪能 浦河町産業まつりに1800人が来場【浦河】

5年ぶりに復活したサケつかみ取り

 「2024浦河町産業まつり」(実行委主催)は9月29日、役場正面駐車場で開かれ、町内外から約1800人が来場して、地場産の農水産物や加工品を買い求めた。5年ぶりに復活したサケのつかみ取りは100人を超える長蛇の列ができた。

 地元の農水産物を一堂に販売・展示することにより地産地消を推進し、生産者の生産意欲の高揚や産業の振興を図る催し。

 秋サケつかみ取りは、抽選で幸運を手にした25人が5組に分かれ、はだしでいけすに入って元気に泳ぎ回るサケをつかもうと奮闘。手にしたサケが滑り落ちたり、サケの素早い動きに翻弄されて尻もちをついてしまう人の姿もあったが、挑戦者全員が1人1匹を手に会心の笑みを浮かべていた。

袋いっぱいにジャガイモやニンジンなどの野菜を詰め込む来場者たち

 タマネギ、ニンジン、ジャガイモの野菜袋詰め放題や夏いちごパック詰め放題のほか、毎年大人気の浦河産ミニ丼ぶり販売は「カルビ丼」と「いくら丼」を求める人で行列ができた。

 会場では、オレンジの会の野菜販売、いちご生産振興会のイチゴパック売り、日高中央漁協の鮮魚販売、ひだか東農協の特別栽培米、野菜、浦河町和牛改良組合青年部の浦河産黒毛和牛販売、浦河観光協会の特産品販売などもにぎわいを見せ、飲食コーナーでは、秋の味覚に舌鼓を打つ家族連れの姿も多く見られた。日高振興局は、今夏に国立公園に指定された日高山脈襟裳十勝国立公園の認知度アンケートを実施しながら国内最大の国立公園をPRした。

 このほか、浦河第一中吹奏楽部やヤマハ音楽教室生による演奏なども行われ、最後に子ども向けと大人向けのもちまきでまつりを締めくくった。

 サケつかみ取りのイベントに参加しようと早朝に妻と2人で苫小牧市から駆け付けた猪狩末雄さん(85)は、「早起きしたので当たってほしい」と気合十分。見事に抽選を突破すると、はだしでいけすに入ってズブ濡れになりながらも銀色に輝く秋サケを手にし、「幸運です。切り身にして食べようと思う」と声を弾ませた。

 浦河町役場産業課の岩城国松水産係長は「漁業者の厚意で5年ぶりに秋サケを用意することができた。身のほとんどを食べることができる魚。脂も乗っていておいしいので、塩焼きなどにして食べてほしい」と地場の水産物をPRした。

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