山下選手、全国制覇 全日本少年少女空手道選手権・小2組手の部【登別】
藤島道場 大逆転、初の快挙
登別空手道スポーツ少年団・国際松濤館空手道連盟藤島道場(藤島義一代表)所属の山下るい翔選手(若草小2年)が8月に東京武道館で行われた第24回全日本少年少女空手道選手権大会・小学2年生男子組手の部で優勝した。流派を超えての全国大会制覇は個人・団体合わせて同道場初という快挙。山下選手は「毎日練習して次の大会も1位を取りたい」とさらなる闘志を燃やしている。
同部には99人が出場。昨年全国3位だった山下選手は、各都道府県の代表選手を相手に堂々とした試合運びで、判定勝ちなどのきわどい勝負をものにして決勝に進出。
決勝は静岡県の深沢十喜選手と対戦し、一時0-4とリードを取られるも「最後まであきらめないで取り返せた」と集中力を研ぎ澄ませ、試合終了間際に2ポイントが入る中段蹴りを決めて5-4の大逆転勝利で優勝を決めた。
山下選手について、藤島代表は「大会では1試合ごとに成長すると言われるが、秒ごとに成長する姿が見られた。決勝も最初は押されていたが、最後にはスピード、力、技術で相手を上回っていた」とたたえた。
山下選手は兄や姉の影響で5歳から空手を始め、わずか2年で全国制覇。母親の百恵さんは「少しずつ試合にも慣れてきた。元々体調を崩しやすかったが、そういうのが無くなりました」とわが子の成長を感じている。
このほど市役所を訪れて小笠原春一市長に結果を報告。6月に訪れた際には優勝を約束していて、見事に有言実行を果たした山下選手に小笠原市長は「おめでとうとしか言えないくらい感動している」と賛辞を贈った。
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