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函館新聞

西高放送局がバスのアナウンス考案 OMO5函館と共同プロジェクト【函館】

函館の観光地や施設の魅力を伝えるアナウンス文を一緒に考える中村総支配人(左)と西高放送局員(16日)

 函館市若松町のホテル「OMO5函館by星野リゾート」(中村光一朗総支配人)は、函館西高校放送局(鈴木千理局長)と連携し、同ホテルが運行する宿泊者向けの無料周遊バス「函館ぐるぐるフリーバス」の車内アナウンスの制作プロジェクトに取り組んでいる。市内の人気観光地や施設の魅力を生徒が考え、車内アナウンスを通じて自分たちの声で紹介する。

 同ホテルは都市型観光ホテルとして、これまで「ご近所ガイドツアー」や「ご近所マップ」など、地域の協力を得たサービスを展開してきた。今回は無料周遊バスの利用者が函館をより身近に感じ、満足度向上につなげようと、函館西高校放送局と連携。共同プロジェクトとして11日から、バスの車内で流すアナウンス文の制作に取り組んでいる。

 無料周遊バスは同ホテルを始発・終点とし、はこだて自由市場や五稜郭公園、金森赤レンガ倉庫、函館山ロープウェイなどを巡る3つのルートが設定されている。同局2、3年生の部員7人が分担し、これらルート上の観光地や、施設に関連した観光情報をアナウンスする計画。

 生徒は16日のグループ協議に備え、事前に周遊バスに乗車したほか、同ホテルの朝食ビュッフェやレンジャーツアーを体験。グループ協議ではこれらの経験を踏まえ、ホテルスタッフと放送局の双方が意見を出しながら、アナウンス文にどんな魅力を盛り込むかを探った。生徒からは観光地の歴史紹介や、お薦めの飲食店を紹介するといったアイデアが飛び出した。

 2年で現放送局長の鈴木さん(17)は「バスの高さから見る函館の街並みが新鮮だった。アナウンス文では、乗客がへぇと驚くような情報を発信できるようにしたい」、元局長で3年の福島和さん(同)は「もともと函館が好きだったが、今回改めて函館の魅力に触れ、さらに好きになった。アナウンスを聞いてくれた人も函館が好きになってくれるような文章を考えたい」と張り切る。

 同ホテル広報担当の富井亜美さんは「地元の高校生の力を借りることで、満足度の高い函館観光を120%楽しんでもらえるようにしたい」とする。今後は9月中旬にもアナウンス文を完成させ、録音や試走を経て10月上旬にもお披露目する予定。

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