勢いよく放水する除雪車に歓声を上げる子どもたち

　道路を守る車の役割を知ってもらおうと、国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路事務所（河門前勝己所長）は10日、道路を守る車見学会を開催し、堺町小学校（櫻井亮校長）の３年生39人と教諭３人が参加した。

　国道の維持管理業務を行う出口組（新ひだか町）、手塚組（浦河町）、池田建設（様似町）の３社が協力した。

　道路維持管理の各役割を学習し、道路を身近に感じてもらうことを目的に平成26年から同事務所が実施し今年で８回目。会場にはロータリー除雪車、除雪トラック、除雪ドーザー、路面清掃車のほか高所作業車など道路を守る車６台がずらりと並び、子どもたちを出迎えた。

　同事務所の職員から、事務所の仕事や車の種類と役割を聞いた子どもたちはさっそく２つのグループに分かれて作業車の運転席に乗り込み、ロータリー除雪車から勢いよく水が放出されると子どもたちの大きな歓声が会場に響いた。

　ヘルメットを被り、高所作業車で約12㍍の高さを体験した武田華歩さん（８）は「初めて乗ったけれど楽しかった。友達が小さく見えた」と話し、除雪車の運転席に乗り込んだ種市藍人君（８）は「除雪車で水を吹き飛ばすところがかっこよかった。説明を聞いて車の役割も覚えた」と笑顔を見せた。