地元の魅力、学生目線で まち活性化へ施策提案、室工大生らアントレキャンプ【伊達】
伊達の魅力を学生目線で-。室蘭工業大学(松田瑞史学長)の学生らが、伊達市内に滞在して地域活性化に向けた施策を考える「アントレキャンプ」に、5日間の日程で取り組んだ。柔軟で新鮮なアイデアが行政関係者らの関心を集めた。
「伊達野菜を食べられるレストランが少ない。道の駅にバーベキューコーナーを設けたらどうか」。伊達共成長オフィス(鹿島町)で5日に行われた中間発表で学生の一人が提案した。
学生らは市から要請を受け、①ウォーカブルシティ構想②ふるさと納税③認知度向上に向けた動画制作-をテーマに、グループワークを実施。事前調査に基づき、道の駅だて歴史の杜など市内各所のスポットに足を運び施策を練った。
発表したアイデアは「特産の藍を食でも発信できないか」「市役所近くでも伊達野菜を扱う場所を」など多彩。6日には堀井敬太市長にプレゼンを行った。
室工大環境創生工学系専攻2年の漆舘圭吾さんは「博士課程への進学を目指しており、専門分野以外の課題も解決できる力が必要と思い参加した。藍染めが元々好きでこのまちを改めて知るきっかけになった」と収穫を話した。
アントレキャンプは、同大学主催で8~9月の計5日間実施。ソフトバンクなどが協力した。同大のほか、北見工業大、小樽商科大の学生たち16人が参加した。内容に修正を加えて30日に堀井市長らに最終プレゼンを行う予定。
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