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苫小牧民報

新作クラフトビール完成 ヤチヤナギの芳醇な香り 北海道ブルワリー 苫小牧

苫小牧市で地場産クラフトビールの醸造を通して地域の活性化を目指す会社「北海道ブルワリー」(高橋憲司社長)は、市内産ヤチヤナギを使った新作クラフトビール「カムイゲイル レタラ」を完成させた。ヤチヤナギの芳醇(ほうじゅん)な香りと口に残る甘さ、白く濁った色合いが特徴の小麦ビール・バイツェンで、高橋社長(52)は「小麦に負けていないヤチヤナギの香りを楽しんで」とアピールしている。

市内産ヤチヤナギの香り豊かな「カムイゲイル レタラ」

 7、8両日に苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)キラキラ公園で開かれる複合型イベント「TOMAKOMAI MIRAI FEST(トマコマイミライフェスト)」でお披露目し、1杯270ミリリットルを1100円で売る。その後は錦町の飲食店「北海道ブルワリー&ビアキッチン」で、開業1周年を迎える12日から、レギュラー(400ミリリットル)を1280円、ハーフ(230ミリリットル)を980円で提供する。

 自社ブランドのクラフトビール「カムイゲイル」の第4弾。同ビールはアイヌ語で神を意味するカムイとヤチヤナギの英名ゲイルから命名。レタラもアイヌ語で白を意味し、泡立ち良い白ビールを表現した。市内産ヤチヤナギはこれまで乾燥したもので仕込んでいたが、今回は初めて生の葉と枝を使用。ホップを使わず香りを引き出し、アルコール分は5%程度で仕上げ、宇佐美順子マネジャー(35)は「小麦とヤチヤナギの調和した甘さが口に残り、また飲みたくなる味わい」と笑顔を見せる。

 同社は同店隣で今年1月、市内初のクラフトビール醸造所を完成させたが、現時点で酒類製造免許の認可待ちで、江別市のクラフトビール生産SOCブルーイングで醸造している。このため昨年11月に厚真産ハスカップのクラフトビールを造って以降、新作への挑戦も控えていたが、ミライフェストへの出店や同店開業1周年の節目もあって、レタラを醸造・販売することになった。

 8月12日に江別で仕込み、今月1日に180リットルが完成した。ミライフェストでは2日間で先着500杯程度を限定販売し、残りを店舗で提供していくことになるが、早ければ1カ月程度で完売する見通し。宇佐美さんは「店では通常のバイツェンもあるので飲み比べてほしい。ヤチヤナギの香りは全然違う。甘さに合うメニューの提供も考えたい」と話している。

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