黄金色の出来秋 待望の稲刈り始まる【胆振西部】
全国的な米不足で「令和の米騒動」とも叫ばれる中、胆振西部で稲刈りが始まった。黄金色に輝く田んぼにコンバインが入り、次々と稲穂を刈り取っている。地元農協などによると、今年は昨年のような高温障害は少なく(品質に)期待が持てるという。
「財田米」で有名な米どころ、洞爺湖町財田の宮内農園(佐々木哲三さん経営)は12ヘクタールに「ゆめぴりか」「ななつぼし」「おぼろづき」を育て、8月下旬から天候を見ながら稲刈りを開始。2日は朝露が乾いた昼前から作業をスタートした。
猛暑が続いた昨年に比べ今季は天候に恵まれた。佐々木さんは「粒も大きく質も味もいい」とにっこり。米不足が取り沙汰される中「早く皆さんに届けたい。財田米特有のもちもちした食感と香り高い風味を味わって」と汗をぬぐった。
地元農協などによると、胆振西部の稲刈りは中旬ごろにピークを迎える。
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