登別の課題解決へ 工学院3専門学校が3日間アイデア練る【登別】
「コヤ所長」アドバイス
日本工学院3専門学校(登別、東京・蒲田校、同八王子校)の学生29人が、登別市札内町の日本工学院北海道専門学校で「地域課題解決プロジェクトfeat・Vision Craft コヤ所長」に、3日間の日程で取り組んだ。
講師はナムコ(現バンダイナムコアミューズメント)で「アイドルマスター」「機動戦士ガンダム戦場の絆」などの新しい体感型ゲームを手がけたヒットメーカーで、コヤ所長こと小山順一朗さんが務めた。
今回は小山さんが日本工学院で実施している教育革新プロジェクト「Vision Craft」の一環で、3校でIT関連を学習している学生が集い、混成チームを組んで登別の地域課題を解決するためのアイデアの方法論を学んだ。
参加した学生は5チームに分かれ、市職員からのヒアリング、登別温泉の視察などのフィールドワークを通してアイデアを練り、プレゼンテーションで辻弘之市議会議長や市職員に発表した。
学生たちからは、人口減少対策や地域振興に対するアプローチとして、「職業体験付き登別企業マッチングサービス」「スリルたっぷりサバイバルゾーン」「プライベートアウトドア施設」などの提案があった。
井上昭人観光経済部長は「日ごろから課題を感じて、その課題をどうしたらクリアしていけるのかを、常日頃から考えて温めておくことが仕事をやっていく上で大事なこと。実現しそうなタイミングで提案してみて」と激励した。
期間中、学生たちにアドバイスを送ってきた小山さんは「学生同士が励まし合いながら頑張っていた。自ら志願して東京から登別まで来てくれた学生が多くいたことがうれしい」とたたえていた。
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