コナンの楽曲とコラボレーションも

湯の川温泉街と海岸を華やかに照らした花火

　函館の晩夏の風物詩「第５９回函館湯の川温泉花火大会」（実行委主催）が１７日、同市湯川町の松倉川河畔で開かれた。大勢の市民や観光客が次々と打ち上がる大輪の花火を楽しんだ。

　例年約５万人が訪れる函館の夏を締めくくる恒例のイベント。この日は日中は風が強かったものの、打ち上げ開始時刻には好天に恵まれ、絶好の花火日和となった。打ち上げ開始の午後７時４５分ごろには浴衣を着た女性客や家族連れらで会場はごった返した。

　３部構成で定番のスターマインや水中花火が打ち上げられたほか、今年は函館を舞台としたアニメ映画「名探偵コナン１００万ドルの五稜星（みちしるべ）」の大ヒットを記念し、作品に関連した楽曲のメドレーに合わせて花火が打ち上げられるなど、約３０００発の花火が夜空を彩った。

　家族旅行で東京から訪れたという会社員、岡田宏輝さん（３２）は「こんなに近くで花火を見たのは初めて、大迫力で感動した」、息子の晴人ちゃん（５）も「いろいろな色の花火が見られて楽しかった」と笑顔だった。