学生みこし、留学生も

よさこいを踊る園児たち

　９日連続夏日（２５・２度）を記録した室蘭市内で１８日、母恋神社祭り本祭が開かれた。グルメやくじ引きなどで市民らが楽しむ中、北斗文化学園が運営する専門学校の学生や幼稚園児らがよさこいやみこし渡御で会場や母恋地区を盛り上げた。

　母恋北町公園で行われた同学園幼稚園部門のよさこいは、コロナ禍で５年ぶりに実施した。駆け付けた父母らが見守る中、すみれ文化幼稚園とリリー文化幼稚園の園児たち１１１人が笑顔いっぱいに舞った。

　リーダーを務めたリリー文化幼稚園年長組の山道杏ちゃん（５）は「みんなのことを引っ張れたよ」「足が疲れたけど楽しかった」と笑顔。最初で最後の舞台に母・愛さん（３０）は「楽しそうな姿を見られてよかった」と目を細めた。

　学生みこし渡御には、ОＢや教員らを含め総勢１７０人が参加。母恋地区一帯を威勢の良いかけ声で練り歩き、台湾やフランスの留学生らも「わっしょい」とかけ声を合わせ、みこしを上下させた。

　初めてみこしを担いだという留学生のベルトラン・カミーユさん（２３）は「お祭りの雰囲気が良く、重かったけど、楽しかったです」と喜んだ。

みこしを担ぎ露店街を練り歩く学生ら