「くしろウインターパーク」スポーツ振興賞 釧根管内初【釧路市】
釧路の冬を満喫できるイベント「くしろウインターパーク」が、スポーツ健康産業団体連合会(東京都)と日本スポーツツーリズム推進機構(同)が主催する「第12回スポーツ振興賞」で、大賞に次ぐ「スポーツ振興賞」に輝いた。釧路、根室管内での受賞は初めて。 くしろウインターパークは2021年から、釧路商工会議所青年部(阿部将和会長)や、NPO法人東北海道スポーツコミッション(中島仁実理事長)などが実行委員会を組織して主催。釧路港東港区耐震旅客船岸壁や観光国際交流センター前庭付近に、光と音の演出を加えたスケートリンクやアップダウンのある周遊型リンクを設置。アイスクロス大会などさまざまなイベントを実施し、毎年多くの来場客でにぎわっており、昨年はスポーツ庁と文化庁、観光庁の3庁が主催する「スポーツ文化ツーリズムアワード2022」の本賞3部門に該当する「スポーツツーリズム賞」を受賞した。
スポーツ振興賞は、スポーツや障害者スポーツを通じて健康づくりを促し、ツーリズムや産業、地域振興に大きく貢献した団体、企業などを顕彰している。
今回は全国35件の応募の中から、スポーツ振興大賞1件、スポーツ振興賞5件を決定した。くしろウインターパークは、遊休資産を活用して厳冬期の北海道に人を呼び込むアイデアで、パートナーシップや地域住民もうまく巻き込み、限られた人員や予算の中で付加価値を創出。地域課題を的確に捉え、地域一丸となって運営していると評価を受け、スポーツ振興賞の「日本商工会議所奨励賞」を受賞した。表彰は7月16日、東京ビッグサイトで開かれる展示会「SPORTEC2024」内で行われる。
中島実行委員長は「コロナ禍の中、なんとか釧路を盛り上げようとやってきたことが評価されてうれしい。地域住民に『冬の釧路はウインターパークがあるよね』と言われるくらいのイベントにしていきたい」と話している。
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