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十勝毎日新聞

ビジネス構想 互いに披露 学生10人が発表 LANDサークル【帯広】

LANDサークルに所属する学生が、自身のやりたいこととビジネス化の構想を発表した

 とかち財団が運営するLANDサークルの「ファーストピッチイベント」が11日、市内の事業創発拠点LANDで開かれた。所属する学生がそれぞれのビジネスアイデアを発表し、実現したい夢に向けて最初の一歩を踏み出した。

 LANDサークルは十勝管内の大学生、短大生、専門学生で構成し、趣味などの「好き」をビジネスにつなげることを目指すコミュニティー。昨年6月に始動し、現在20人ほどが所属している。

 この日はサークルメンバー10人が参加し、それぞれのやりたいことと、ビジネス化の構想を発表した。

 帯畜大3年の檜山志歩さん(21)は動物が大好きで、大学では動物の骨格標本や剥製作りに取り組むサークルに所属している。「家畜や野生動物の肉はおいしく食べられるし、毛皮や骨は加工してインテリアなどに使える」と魅力を伝え、捨てられてしまう部分に価値を持たせるビジネスがしたいと発表した。その他にも、「量り売りスーパーのメジャー化」や「戦争体験車を作る」など、若者ならではのアイデアが上がった。

 後半は、酪農家向けに天然ヒマラヤ岩塩の販売などを行う合同会社NTMを学生時代に起業した村井誠剛さん(24)が、その歩みや事業展開のポイントを話した。「できるけどみんなやっていない差別化はいくらでもある。電話ではなく相手に直接会う、手紙で感謝を伝えるなどの姿勢が次につながる」と伝え、未来の学生起業家たちにエールを送った。

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