カードゲームでＳＤＧｓを学ぶ参加者

　日高振興局は24日、入庁３年目までの若手職員を対象にした「ＳＤＧｓ勉強会」を同振興局で開催し、職員や管内各町の職員ら32人が参加しＳＤＧｓの概要や先進地の取り組み事例などを学んだ。

　日高振興局では、人口減少や少子高齢化、地球温暖化に伴う環境変化など社会情勢が著しく変化する中で、多様化・複雑化する地域課題に対応できる人材の確保と育成を重点施策として、今年度から職員向けの勉強会を本格的に実施している。

　「ＳＤＧｓ」をテーマに開かれた勉強会は、浦河町ＳＤＧｓワーキンググループや日高振興局のナナイロひだか高校生応援プロジェクトのコーディネーターで、ディスクライブウィズ（札幌）の高橋優介代表が講師を務めた。

　高橋さんは、「持続可能な開発とは将来の世代の欲求を満たしつつ、現代の世代の欲求も満足させる開発」としたうえで、「誰も置きざりにしない」、「私たちの世界を変革する」、「経済、社会、環境の調和」をＳＤＧｓの３つのキーワードであると強調。

　参加者は12のグループに分かれ「１年間で世界中の海に流れ着くプラスティックごみの量は」などの問題に協力して取り組んだり、海のゴミ問題を考えるカードゲームなどで楽しみながらＳＤＧｓへの理解を深めた。

　日高振興局では、今後もデジタル技術の活用（ＤＸ）やエネルギーの転換による変革（ＧＸ）などの知識習得を目指し勉強会を開催することとしている。