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函館新聞

神田たかしさんが小説「市立不思議が丘小学校」出版【函館】

学校を舞台としたSF小説「市立不思議が丘小学校」を執筆した神田さん

 函館市在住の元教員、神田たかし(隆)さん(63)が、児童向け小説「市立不思議が丘小学校」(みらいパブリッシング)を刊行した。小学1年生から6年生まで各学年の主人公に起こる不思議な出来事を描いた6編からなるSFファンタジー小説。神田さんは「読んで楽しい作品を書きたいと思った。親世代にも読んでもらいたい」と話している。

 神田さんは1960年小樽市出身。22歳から38年間教員を務め、2021年3月に函館千代田小で退職した。現職時代には学芸会で上演する劇の脚本を手掛けた経験があり、創作活動を始めた。

 22年に初の小説として「函館、7月14日」(アメージング出版)を刊行。1945(昭和20)年7月の函館空襲が現代と交錯する内容。昨年は第9回児童文学草原賞(日本児童文学者協会北海道支部主催)で「あの小さな駅で、また会おう」が優秀賞を受賞した。

 出版2作目となる今作は教員時代の経験が反映されたり、特定のモデルはいないが「学校という建物が好きで、面白いことが起きる設定でいろいろな話を書きたい」と、22年秋から昨年夏にかけて執筆。出版社に送った企画が通り、作品のイメージに合うイラストレーターとの協議などを経て5月に出版された。

 前歯が抜けて犬歯がキバになってしまった1年生の「早来秋斗」、学校で誰からも姿が見えなくなってしまう3年生の「端野怜」など6人が登場し、それぞれ独立した話としてどの学年からでも楽しめる。神田さんは「思った以上に本の装丁も良く、達成感がある。続編として夏休み編も考えているので次作につながれば」と話している。

 四六版ソフトカバー、264ページ。1760円(税込み)。29日午後1時から函館蔦屋書店2階ステージで発刊記念トーク&サイン会を開く。入場無料。

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