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日高報知新聞

トマトの栽培管理学ぶ 平取高校3年生が香田農園で【平取】

香田農園でトマトの収穫を体験する平取高生

【平取】平取高校の「フードデザイン」を受講している3年生5人が18日、町内紫雲古津の香田農園(香田文雄代表)を訪れ、町特産のトマトの収穫、定植作業のほか、栽培管理について学んだ。

 香田さんは2000年2月に大阪府から新規就農者として平取町に移住。実習を重ね03年10月に就農。現在約1万坪の土地でトマトやカボチャなどを栽培している。

 実習は地元の基幹産業であるトマト農業を知ってもらう狙いで、香田さんと同校が行っているもので今年で13回目。

 香田農園の特長として①「見える化」=素人からプロになれるよう独自の工夫を凝らし、テープで色分け、本数の把握、ロスの削減②「その先に(へ)」=トマトが食卓に上るまでを逆算し、同農園として何をすれば良いかを考える③「普通(当たり前)」=当たり前のことをきちんとやる④働きやすい環境づくり―を挙げ、生徒たちに具体的にわかりやすく説明した。

 「オオマルハナバチ」が人の手に代わりハウス内を飛び回り、受粉していることの説明を受けた後、芽欠き、葉欠き、手入れの仕方、収穫の仕方の指導を受け、1人3個赤く熟したトマトを収穫。トマトに傷つけないようヘタ切りも習った。

 本間なづきさんは、「ハウスの暑さの中での生産者の努力と、試行錯誤して美味しいトマトができている。改めて感謝したい」と感想を述べた。

 香田さんは「こうした学習を高校生が継続して行うことにより、小学生の食育授業に役立てたり、多くの人に平取高校の取り組みを知ってもらい存続につなげたい。町の産業を心にとめ、進学や就職で町を離れても故郷平取や今日の体験を思い出してほしい」と話した。

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