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苫小牧民報

登別・白老観光協 「るるぶ」特別版発行 絶景、グルメなど魅力満載

登別市・白老町観光連絡協議会(会長・小笠原春一登別市長)は20日までに、両市町の観光情報に特化した旅行情報誌「るるぶ」特別版を1万5000部発行した。作製は同誌を発行するJTBパブリッシングが担当し、両市町の魅力を詰め込んだ一冊となった。同協議会の担当者は「白老や登別を旅する時のしおりとして、道内外の観光客に通年活用してもらいたい」と話す。

 「るるぶ」特別版は、変型A4判、オールカラー、32ページ。表紙は白老町のポロト湖や登別市の地獄谷などの写真と「絶景、グルメ、アクティビティ…楽しい旅が待っている」というキャッチコピーで構成される。

 特集では、白老町西部の庭園施設「ナチュの森」と同東部の「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を計10ページにわたり紹介。ナチュの森は庭園や工場、自然と科学を体験できる施設「森の工舎」を写真を多用して解説している。ウポポイは伝統芸能の上演、工房の体験メニュー、国立アイヌ民族博物館の展示資料などの魅力を入れ込んだ。登別市は4ページで温泉地域のテーマパークやホテル、飲食店を紹介する。

 このほか、両市町の1年間のイベントや祭りをまとめた「四季のカレンダー」、各市町の魅力を存分に味わえる1泊2日のモデルコースなどを掲載。巻末にはドライブマップ、高速道路や公共交通機関を使った際の所要時間をまとめた表が付く。

 同連絡協議会は、年間来場者100万人の達成を目指すウポポイをはじめ、各観光地や観光施設の支援を目的に、「るるぶ」特別版の発行を企画。幅広い層に宿泊を伴う旅を促す内容になるようJTBパブリッシングに依頼した。

 作製費は化粧品製造販売のナチュラルサイエンス(東京)による両市町への企業版ふるさと納税の寄付から867万9000円を活用。2024年度事業として手掛けた。両市町や近郊の公共・観光施設を通じ、無料配布を進めていく。

 担当者は「両市町の魅力を余すところなく盛り込んだ特別版をぜひ手に取り、まちに関心を持って来てほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは登別市・白老町観光連絡協議会(登別市役所観光振興グループ内)、電話0143(83)5301。

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