静内会場のブースで会社概要を聞く高校生たち

【新ひだか】高校生３年生を対象に地元の産業・企業を知ってもらう「卒業者への企業説明会」が19日、町公民館をメイン会場に開かれ、管内の高校から約１１０人が会場やオンラインで参加し、企業や団体の仕事内容について理解を深めた。

　日高振興局、日高教育局、浦河公共職業安定所、新ひだか町が共催し、今年で９回目の開催。静内高34人、静内農業高38人、富川高10人のほか、平取高、浦河高、えりも高の29人がオンラインで参加した。

　開会で、日高教育局の斉藤誠絢指導主事は「企業の多くの情報を集め、職業選択することが重要。企業の皆さんも魅力をアピールしてほしい」とあいさつ。

　振興局商工労働観光課の職員が進行を務め、会場では、ＮＸ北旺運輸（苫小牧市）や岡田スタッドグループ、みついし昆布温泉蔵三、びらとり温泉ゆから、手塚組（浦河町）、ハスコムモバイル（札幌市）、日高食肉センター（新冠町）、しずない農協、障がい者支援施設浦河わらしべ園、苫小牧信用金庫、日高信用金庫、北海道日高乳業（日高町）、山崎製パン札幌工場（恵庭市）、静内ケアセンター、ジェイ・アール北海道バス（札幌市）、道南バス（室蘭市）の16社がブースを開設。生徒は、仕事内容について担当者からの説明を受け、労働条件や賃金、職場の雰囲気など熱心に質問していた。

　静内高校の谷口春和（しゅんな）さん（３年）は「ＮＸ北旺運輸（物流）、山崎製パン、日高食肉センターなどの説明を受けた。日高食肉センターでの解体の動画が刺激的だった。普段見られないものが見れて、これからの就職活動の参考にしていきたい」、静内農業高校の近藤まみさん（園芸コース・３年）は「苫小牧信金、びらとり温泉ゆから、ハスコムモバイル（スマホなどの窓口業務）などの説明を聞いた。接客などの仕事に興味があり、さらに業種を詳しく調べ最終判断をしたい」と話していた。