スロープなどが整備される市電末広町電停

　函館市企業局交通部は今年度、末広町電停でスロープを設置するなどの改修工事を行い、高齢者でも乗り降りしやすい構造の停留所へ改修する。

　同部によると、同電停付近の道路幅が狭いことから「バリアフリー整備ガイドライン」が定める安全地帯の横幅１・５メートルの確保ができないため、安全地帯の拡幅は行わないが、防護柵に加え、横断歩道と安全地帯を結ぶスロープを設置する。工費は２６６５万円。

　これに加え、函館駅前方面乗り場に新たに上屋を設置。これにより、上下合わせて５２カ所ある市電の安全地帯のうち、３２カ所に上屋が設けられる。

　同部によると、新しい安全地帯の供用開始は１２月ごろと見込まれており、具体的な工事期間と仮設停留所の設置場所に関しては、後日改めて発表するとしている。