“食の先生”招き試食会 明日5回生考案「かなぼう餃子」【登別】
助言通し完成へ意気込み
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試食会でアドバイスを受ける生徒たち
地元の1次産品を使ったギョーザの開発に取り組む登別明日中等教育学校(松田卓也校長)の5回生3人は、試作品が出来上がり、”食の先生“を招いて試食会を開いた。直接アドバイスを受けながら、完成に向けて試行錯誤を続けている。
5回生の岡田美遊さん、鯉渕陽朱さん、武藤百音さん。「探究」の授業で4月から企画に取り組む3人。目指すは市内のイベント(7月)への出店と、10月に開催される「高校生チャレンジグルメコンテスト」への出場だ。
3人が考案中なのが、鬼が持つ金棒に見立てた「かなぼう餃子」。当初は、皮に切れ込みを入れて金棒のトゲを表現する構想だったが、ギョーザの皮の製造段階で生じる、生地の切れ端に着目。切れ端を細かく切って皮に付けて揚げる方法に決めた。具材には、のぼりべつ豚の肉を使うことにした。
10日には、望月製麺所(新栄町)の望月一延代表取締役と肉のあさひ(登別東町)の篠島諒介常務取締役を招き、試作品の試食会を行った。望月さんと篠島さんは「今のままだと揚げた時にぼろっと崩れてしまう」「もう少しタネに粘りがほしければ、油と塩でしっかり練ると粘りが出る」とアドバイスした。
ギョーザにかけるタレにもこだわる。タルタルソースやあっさりとしたおろしポン酢、ケチャップのほか、ピリ辛ソースも試作する予定だ。
生徒たちは、材料の調達や食感の改善法など、望月さんらに積極的に尋ねていた。
岡田さんたちは、今後も地元企業と話し合いや試作を進め、イベント出店やコンテスト出場を目指していく。「共通認識が足りないところもあったが、自分たちが工夫したことを褒めてもらえてうれしかった。分からないところも明確にアドバイスをもらえた。イベントやコンテストに向けてもっと頑張りたい」と意気込んでいた。
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