豊浦でナマコ養殖へ、民間で道内初めて 東京の企業、18日試験棟竣工式【豊浦】
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豊浦町大岸に建設された「北海道海洋生物研究センター試験棟」
1次産業に注目する、東京の三鷹吉祥(羽澤学代表取締役)は豊浦町内で、民間として道内初の稚ナマコの陸上採苗、養殖事業を展開する。町内大岸に「北海道海洋生物研究センター試験棟」を建設し運営する。27日に初採苗を予定している。
稚ナマコは試験棟で50日程度かけ10ミリまで育てる。30ミリほどまで大きくした後、噴火湾に放流する計画。水揚げできる120グラムまで約2年かかるという。採苗時期は5~7月。1千万個の採苗を目指す計画という。
同センター理事で町内で漁業を営む宇治義之さんらと協力して事業を行う。同社から縁あって相談を受けた宇治さんが、地元漁業の活性化などを狙い、自身の土地を提供した。
試験棟は平屋建て約380平方メートル。18日に竣工式を行う。宇治さんは「地域に寄り添いながら地元漁業に寄与していきたい」と述べた。
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