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十勝毎日新聞

素材にこだわり カフェ開店 高校生の自習場所にも 複合店舗オープン【池田】

 池田町大通6で学習塾や書店、駄菓子店などを経営する「さくらネットワークス合同会社」(片山喜博代表)は、店舗内でカフェ「SORA(そら)」の営業を始めた。素材にこだわったクレープやおにぎり、各種ドリンクを提供する。カフェスペースは平日の夜間、池田高校の生徒向けに学習スペースとしても開放する。

カフェ「SORA」をオープンした(左から)片山代表、椙木さん、中山さん

 元中学校教諭の片山代表(40)=池田町議=は2018年に池田町に移住し、町西1ノ9で学習塾「さくら塾」を開設。3年前に大通6の物件を取得し、書店や駄菓子店を相次いでオープン。昨年7月に塾も同所に移転した。

 次々と新規事業に挑戦するのは、人口減少に伴い町内事業者も減っていく中、移住者の自分を支えてくれた町の人たちに恩返しをしたい-との思いから。「こういうお店があったら良いと思うもの」(片山さん)を展開している。

 カフェの運営はいずれも町内在住の中山英理加さんと椙木茜さんに委託。2人は昨年から同所の一部屋を使ってリラクセーションサロンも開いている。

 カフェのメインは中山さんが作るおにぎりと椙木さんのクレープ。中山さんは父親の出身地である沖縄のソウルフード「ポークたまご」(500円)をはじめ、国産で無添加の食材を使う。椙木さんはクレープ(500円~、ミニサイズ300円~)の生地に米粉を使用するなど、ともに素材にこだわる。ブリトーやドリンクも提供する。

 2人とも子育て中で「池田は店が少ないので、若い人や子連れの人が気軽に寄れる店になれば」と話す。小さな子どももくつろげる小上がりもある。カフェの営業は午前11時半~午後5時。木、日曜定休。問い合わせは片山代表(090・6265・3528)へ。

 ◇ ◇ ◇

 カフェスペースは平日午後6時から同9時半まで、池田高校の生徒の自習スペースとして無料開放する。片山代表は「学習計画を立てたり、可能な限りサポートも行いたい」としている。

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