カラス口のホルダーにビートの苗を入れて植え付けする児童

　伊達市東小学校（佐藤淳校長、３６４人）の４年生７２人のビート植え付け体験が１１日、校内の畑で行われ、児童たちが製糖業の一端に触れた。

　地域について学ぶ「だて学」の一環。地元の特産品を自分たちの手で育てることで郷土愛を育んでほしい－と毎年、同校の畑で行っている。

　この日は北海道糖業道南製糖所原料課の堀越勇作選任係長ら２人が指導。児童はカラス口と呼ばれる道具を土に差し込み、苗を入れて土をかぶせた。「土が硬くて差さらない」と苦戦しながらも１人２株ずつ植え、順調な成長を願った。

　葛西春陽さん（９）は「植える作業は力がいるので大変だった。どのように育っていくのか楽しみ。これからお世話頑張ります」と意気込んでいた。

　子どもたちが育てたビートは、雪が降る前に収穫を行い、砂糖作り体験などの授業を行う予定。