さまざまな帯が色鮮やかに並ぶ帯アート展

　「きものを楽しむ　結の会」（本多千香子代表）の「帯アート『結展』～癒しの花アート」が１０日、室蘭市中島町のＦＫホールディングスきらんで始まった。花手水（はなちょうず）をイメージした色鮮やかで繊細な１２点が来場者を魅了している。１５日まで。

　作品は、神社や寺にある手水鉢に花が浮かんだ美しさを、会員６人が帯や和小物を用いて表現した。

　中でも、一番大きな作品は６人が約２日かけて仕上げた。材料に使った帯は袋帯や浴衣帯、帯揚げや帯締めなど多彩。さらにレースや和小物も用いて自由で色鮮やかな作品を作り上げた。

　本多代表は作品について「帯によって花の形を作る難しさが違う。色やバランスを調節するのが大変だった」と苦労を語る。その上で「作品と一緒に写真を撮るなど、アートの世界を楽しんでいただけるとうれしいですね」と来場を呼びかけている。

　時間は午前９時～午後９時。最終日は正午まで。問い合わせは同センター、電話０１４３・８３・７７５１へ。