苫小牧マンドリン合奏団、7月に50周年記念コンサート
今年、創立50周年を迎える苫小牧マンドリン合奏団(今田和史代表)は7月7日午後2時から、苫小牧市文化交流センター(アイビー・プラザ)で記念コンサートを開く。1カ月後に本番を控え、団員たちの練習に熱がこもっている。
前身の苫小牧マンドリン同好会は、1974年12月に発足。市内のマンドリン愛好家が親睦を深めながら他の音楽サークルとの合同演奏会や福祉施設の慰問などを重ねてきた。
50周年記念コンサートは1978年10月以来46年ぶりとなる単独演奏会。平均年齢76歳の団員21人は、3月中旬からアイビー・プラザで毎週日曜日に全体の音合わせを行っているほか、月曜日も各自練習に励んでいる。本番は札幌や静内、室蘭からの賛助出演もあり、計35人で臨む。
今回演奏するのは鹿児島県与論島の潮風をイメージした加賀城浩光作曲のマンドリンの曲「南風」やカーペンターズの「イエスタデイワンスモア」、ビリーバンバンの「また君に恋してる」などこれまで披露した楽曲を中心に8曲を予定している。
3日の練習には17人が集まりファーストやセカンドなど、各パートが今田代表の指揮に合わせて演奏。「曲の最後はゆっくりと」などと、指導を受けながら真剣な表情で練習に取り組んでいた。
20年ほど前にけがで一度は断念したマンドリンを、同合奏団で2年ほど前に再開したという団員最年長の元中学校教諭笹森紘一さん(84)は「以前より調子は良くなった。本番では精いっぱい演奏したい」と意気込んでいる。
今田代表は「マンドリンは初心者でも始めやすい楽器。今後もコンサートなどを通じて魅力を発信し、多くの人に関心を持ってもらいたい」と語る。
当日は午後1時半開場。入場無料。
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