生ごみの減量化進める 今月下旬3カ所で講習会【釧路市】
釧路市は、生ごみ減量講習会を今月下旬に市内3カ所で開く。釧路市の家庭から出される廃棄ごみ量が道内他都市に比べて多いことから、ごみの中で大きな割合を占める生ごみの減量化を進める。
環境省の一般廃棄物処理実態調査によると、釧路市の2022年度の1人1日当たりごみ排出量は1122㌘で、道内主要都市では千歳市、苫小牧市、小樽市に次いで4番目に多い。
釧路市のごみ排出量が多い理由について、市環境事業課は「はっきりとは分からないが水産物が多いからでは」と推測する。同課の調べでは、22年度に収集した可燃ごみ約2万6000㌧のうち4割が生ごみだが、生ごみは8割が水分だという。焼却する廃棄物の中に水分が多く含まれていれば燃焼効率が低下し、温室効果ガスの排出量が増加する可能性がある。
そこで、講習会では生ごみの水分量を減らす方法として、段ボールコンポストの使い方などを紹介する。段ボールコンポストは、段ボールを利用した生ごみ処理容器で、微生物の力で堆肥を作ることができる。参加者には生ごみ堆肥化用土を無料配布する。
開催日と会場は25日が鳥取コミュニティセンター(コア鳥取)、27日が中部地区コミュニティセンター(コアかがやき)、29日が生涯学習センター(まなぼっと幣舞)。時間は午前10時から1時間程度。定員は各会場とも20人。受講無料。申し込みは12日まで。問い合わせは同課0154(31)4551へ。
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