勇ましい響きで魅了 昆布盛太鼓保存会が寄り合い【根室】
【根室】郷土芸能を支える昆布盛太鼓保存会(山形恵祐会長)は5月19日、「和太鼓の寄り合い」を落石漁協で開いた。ねむろ太鼓保存会(高嶋豊昭会長)のほか、昆布盛や浜松、落石地区の住民らが出演し、アンコールを含め7曲を披露。勇ましい太鼓の響きで魅了した。
昆布盛太鼓保存会は1999年に発足。和太鼓の寄り合いは、コロナ禍で失われた演奏の場を設けるため昨年から始めたもので、今年で2回目となる。
昆布盛太鼓保存会による「族―Zoku―」「春風」や、ねむろ太鼓保存会が「屋台囃子」「祝い、囃す」を披露。昆布盛在住の子供たちによる「昆布盛ぶち合わせ太鼓」では、おひねりが飛ぶ場面もあった。
アンコール曲の「彩(いろどり)」では、両保存会のほかに落石漁協女性部や子供ら約30人が太鼓やしの笛、踊りなどで会場を盛り上げた。急きょ獅子舞も登場し、会場内を練り歩いて演奏に花を添えた。この日は87人が来場し、庄林大騎さん(41)は「昨年よりも力強かった」と息子の一歩君(10)の成長ぶりに笑顔を見せていた。
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