クロマツの枝切り方法について説明する樹木医の小倉さん

　樹木医による「樹勢回復講習会」が２５日、伊達市梅本町の旧開拓記念館庭園・迎賓館前で開かれた。参加者約１５人が、園内の植物やクロマツの剪定方法について学んだ。

　市主催。市の緑化キャンペーン（４月１５日～６月３０日）の一環。講師は上長和町の樹木医小倉五郎さんと、大滝区の造園技能士宇井尚さん。２人は庭園を案内しながらクリ、スギ、キリ、ヤエザクラ、カキなど代表的な樹木を紹介。「伊達は本州の木が育つ地域である」と話した。

　クロマツの枝切りで小倉さんは、「プロでも剪定処理が難しい木」だが「新芽の時に摘むのがよい。枝同士が重なったり混んでいてはダメ。光が入り光合成ができるように、影をつくらないこと」など実技を交えて解説した。