十勝管内の山林の管理や原木販売などを行う北海道ニッタ(幕別、勝山安久社長)が主催する、木育イベント「森っとひろば」が25日、JR幕別駅そばの「ニッタの森」で開かれ、森に関するイベントを楽しむ多くの家族連れらでにぎわった。
同社の親会社が管内に所有する約6700ヘクタールの森林空間を用いて、「森を身近に感じてもらい、持続可能な林業を一緒に考えてもらおう」と企画。森林の活用方法を考える社内チーム「わくっとニッタ」を立ち上げ、昨年11月から構想を練ってきた。チームには元地域おこし協力隊員で池田町の自営業、福家菜緒さん(37)と、愛媛県のアートディレクター安藤里美さん(38)も加わった。
会場にはミズナラやシラカバ、カツラなどを使ったまき割りや、木のスプーン作りなどの四つの体験ブースや、木のおもちゃで遊べるブースが並んだ。
まき割りをした幕別町の幼児(5)は「とんかちが重くてくたびれたけど、楽しかった」。自分で割ったまきで焼いたマシュマロを笑顔で頬張っていた。
安藤さんが愛媛でチームの一員として楽しんでいる、奈良県発祥のゲーム「棍(こん)棒飛ばし」のブースも大人気。
会場では、アオサギのコロニーについてや春の草花について解説する「鳥と草花さんぽ」や、新田の森記念館を案内するツアーも行われた。
イベントを企画した同社山林課の神谷浩平さん(34)は、「今日を足掛かりにし、森林の空間を利用して森を知ってもらうイベントをいろいろ行っていきたい」と話した。
イベントは、7月にも開き、10月と来年2月には豊頃町の社有林で行う予定。
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