シャークス闘志「何が何でも勝つ」 5年ぶり全国へ26日初戦、都市対抗野球道1次予選【室蘭】
社会人野球の第95回都市対抗道地区1次予選大会(栗山町民球場など)が18日に開幕し、各チーム熱戦を繰り広げている。26日に初戦を迎える日本製鉄室蘭シャークス(廣濱大輔監督=スガテック)が、5年ぶりの全国大会出場に向けて気合をみなぎらせている。
予選は全20チーム(トーナメント方式)で争い、上位4チームが2次予選に駒を進める。初戦は栗山町民球場で、航空自衛隊千歳とWEEDしらおい(25日)の勝者と戦う。2次予選は6月7~9日に札幌円山球場で開かれ、4チームによる総当たり戦を実施し、7月19日に東京ドームで開幕する本大会の道代表1チームを決める。
2019年以来5年ぶりの全国大会出場を目指し、6シーズンぶりに監督も交代した。「負けるわけにはいかない」と緊張感が張り詰める中、日本製鉄球場で最終調整を進めるシャークスナインが走塁や守備、打撃練習に励んでいる。練習中、廣濱監督も身ぶり手ぶりを交えて選手に教え込むなど、今年に懸ける思いの強さがうかがえる。
チームの状態はいい雰囲気と選手たちが口をそろえる中、17日の練習前に主将の石黒凌(日鉄ファーストテック)は「明るく楽しいだけで勝てる試合はない。1次予選敗退の可能性も十分にある」とげきを飛ばした。チームの柱として自覚も高まる石黒は「(前日の練習時)簡単なミスが目立つなど、緊張感と集中力が足りていなかった。予選で負けてられない」。
今季初の公式戦となった「JABA東北大会(8~12日)」は3連敗に終わった。遠征前は調子が良かったと話す指揮官は「安打が少なく、打線もつながらなかった」と振り返る。それでも「個々の状態はすごく良く、それがまとまりチームの力に変われば。何が何でも勝って2次予選へ進む」と気を引き締める。
シャークスは前身の新日鐵室蘭硬式野球部の休部を受け、1995年にクラブチームとして活動をスタートさせた。これまでに社会人野球二大大会である都市対抗野球と日本選手権本大会に9度出場している。チーム結成30周年という節目のシーズンに、ОBや地元ファンも熱視線を送る。追い風吹くシャークスナインの大暴れに期待したい。
36歳小屋畑「結果残す」 信頼厚い最年長
「ナイスボール!ボールに食らいつけ!」。誰よりも声を出してチームを励まし奮い立たせるベテラン小屋畑尚哉(日鉄テックスエンジ)。初戦に向け、自身も「若い子たちに負けられない、負けるわけがない」と気持ちを高ぶらせる。
入団15年目の最年長36歳。練習や試合で見せる姿にまだまだ衰えはなく、経験豊富なベテランはチームに欠かせない。一方、長くチームにいるからこそ、全国を逃している責任を誰よりも感じている。
粘り強く泥臭く、負けず嫌いな「コヤさん」は仲間からの信頼も厚い。支えてくれている周りのためにも「負けたままでは終われない。必ず結果を残す」とエンジン全開で挑む。
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