室蘭ルネッサンスのよさこい演舞「よっちょれ」に参加して踊る子どもたち

　西胆振は１９日、南からの暖かい空気の影響で７月上旬～下旬並みの陽気となった。室蘭市白鳥台の白鳥台北公園で開かれた第２２回白鳥台桜まつりでは、ダンスパフォーマンスやジャズ演奏を楽しみながら、サクラの下で飲食する家族らで盛況。半袖で走り回る子どもたちの姿が目立った。

　室蘭地方気象台によると、１９日の日中の最高気温は室蘭市は２２・１度で７月下旬並み、大滝では夏日に迫る２４・９度まで上昇した。このほか、登別市２３・４度、伊達市２３度、豊浦町大岸２２・７度は、いずれも今年最高気温となった。

　公園内には約４００本の桜があり、満開のピークは過ぎたものの来場者はレジャーシートを敷いて花見を満喫。市内外から出店したキッチンカーも並び、室蘭やきとりやピザ、かき氷、ソフトクリームなどのグルメを味わった。室蘭和太鼓會や北海道大谷室蘭高校吹奏楽部の演奏などさまざまなステージも楽しんだ。

　室蘭フラップスジャズオーケストラは「茶色の小瓶」やスイングジャズの名曲「シング・シング・シング」を披露。室蘭ルネッサンスのよさこい演舞は、踊り手が鳴子を手に力強く舞った。「よっちょれ」では、観客の子どもたちも踊って会場を盛り上げた。

　絵鞆町から祖母の大石ハル子さん（７４）と訪れた栞愛さん（８）、萌陽さん（６）姉妹は室蘭ルネッサンスのよさこい演舞に飛び入り参加。「すごく楽しかった」と口をそろえ、ハル子さんは「上手に踊れてたよ」と目を細めた。

多くの人が訪れた白鳥台桜まつり