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函館新聞

一筆に心込め、道南の書道部員躍動 松前で鷗亭記念パフォーマンス【松前】

研さん成果を発揮し、作品に向かい合う出場校のパフォーマンス

 【松前】第12回金子鷗亭記念書道パフォーマンスが11日、松前町民体育館で開かれた。道南10高校の書道部員が集い、町内からは小中学生も特別参加。音楽に合わせて躍動感あふれる力強い書を仕上げ、来場者を楽しませた。

 町出身の書家、金子鷗亭氏(1906~2001年)にちなみ、文化の香り漂う書のまちづくり推進協議会(市田恵之会長)が11年から開催。今年は遺愛女子、桧山北、函館中部、福島商、函館大妻、江差、函館西、松前、函館商、市立函館の各高校と松城小、松前中が参加。鷗亭氏創設の書道団体創玄書道会の室井玄聳会長が来場した。

 あらかじめグラデーションや下絵を施した紙を用意したり、そろいのはかま姿で参加したりと各部が工夫を凝らした。総合文化部として参加する福島商は8人の書道メンバーを生バンドの演奏4人、1人が撮影役で支えた。19人の大所帯、函館西も電子ピアノの演奏とコーラスも取り入れて盛り上げた。地元松前高は作品の展示、余分な墨の吸い取りなど、各校のサポート役も担った。

 大妻高は3月末時点で部員が工藤夢華部長(17)=3年=のみだったが、新たに1、3年生の3人が入部した。工藤部長が淡墨と濃墨を使い分ける構成を考えた。自身の名前と校庭の桜から「夢桜」と大きく揮毫し、両親への感謝を込めた工藤部長は「練習よりも動きがあって本番が一番良かった。部員も3人入ってきてくれて、良いパフォーマンスができた」と笑顔を見せていた。

 各校の発表後、生徒や観覧者が取り囲む中で室井会長も筆を持ち、5点を仕上げた。各校の発表に室井会長は「これからの書道界は明るいと感じた。筆の勢いはその人を写し、筆文字には夢を実現する力がある」などとエールを送った。

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