雲海テラス 今季オープン 10月まで展望デッキ 星野リゾートトマム【上川管内占冠】
「星野リゾート トマム」の「雲海テラス」が9日、今季の営業を開始した。初日はあいにくの天気で雲海は見られなかったが、霧氷に覆われた木々がきらきらと輝き、来場者は幻想的な雰囲気を写真に収めていた。
2006年にオープンした同テラスは、トマム山の標高1088メートルに位置。気象条件がそろうと眼下に雲海を一望でき、国内外の観光客から人気を集めている。昨季はコロナ禍前並みの約15万人が来場した。
21年にリニューアルした3階建て展望デッキの他、山道にも六つのユニークな展望スポットが設置されている。
この日は445人が来場。午前7時からのオープニングセレモニーでは、雲に見立てたシャボン玉を飛ばす「クラウドリリース」も行われた。修学旅行で訪れた湧別地区義務教育学校(オホーツク管内湧別町)9年生の女子生徒(14)は、「雲海は見られなかったけど、高くて気持ちいい。ゴンドラも楽しかった」と笑顔だった。
渡辺巌総支配人(48)は「トマムならではの感覚を楽しめる。たくさんの道内の方にお越しいただきたい」と話している。今季の営業は10月15日まで。時間は午前5時~同8時(時期によって変動あり)。(児玉未知佳)
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