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釧路新聞

新人ハンターを養成 初セミナー、女性の関心も高く【根室】

 【根室】道の駅周辺など人里近くのヒグマ出没が相次いでいる根室市は、高齢化しているハンター人材を養成しようと、初めての新人ハンター入門セミナーを開催した。定員20人に対し女性6人を含む31人が応募。実際のセミナーには21~74歳までの24人(うち女性5人)が参加するなど、関心の高さをうかがわせた。

 10日夜、市役所で開かれたセミナーでは、北海道猟友会根室支部の斉藤雅之支部長代行(68)が「動物との駆け引きやおいしい食材を手に入れられる半面、ルールやマナーなど守らなければならないことも多い」などと魅力や心構えを解説。市や根室振興局の職員からは、ハンターとなるための支援制度や免許取得方法などの説明を受けた。

 市内から参加の高沼恭子さん(54)は、息子や知人の狩猟姿を見て関心を持ったとし、「自分でおいしいシカ肉を捕れたらと思った。銃が重たいので心配ですが頑張ってみたい」と話していた。

 斉藤支部長代行によると、支部会員は43人いるものの、実働部隊となると1桁台になるという。20~40代が中心のセミナーに「せいぜい5~6人参加すればと思っていたが、31人と聞いてビックリ。きょうの参加者でも驚きだ」と反響の大きさに驚きを隠さない。

 自身もハンターとして活動している市農林課の荻原梢主任(40)は「これを機会にハンターさんが少しでも増えてくれたら」と期待を込めていた。

 市の支援制度は、免許取得経費(上限2万6700円)、猟銃所持許可経費(同7万1300円)、猟銃購入経費(同20万円)などがある。

模擬銃やわなに触れるセミナー参加者

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