木登り挑戦「いい眺め」 振興局など木育フェス【帯広】
森林や木の活用を通して豊かな心を育む「木育(もくいく)」のイベント「#もくフェスとかち」(実行委、満寿屋商店、十勝総合振興局共催)が12日、帯広市内の満寿屋商店麦音で開かれ、大勢の家族連れでにぎわった。
木育は2004年に北海道が提唱し、道内各地で育樹などの行事が行われている。同イベントは昨年に続き2回目で、「十勝圏域木育フェスタ」の一環で開かれた。
会場には木と触れ合うブースと、木の人形や食器などを制作する物作りブースの計14店が並んだ。
初出店の士幌高校は「木琴づくり」を企画。生徒が学校で学んだ防風林について説明してから、子どもたちに制作指導した。同校の佐藤潤一教諭は「生徒が研究を説明できるようになり、コミュニケーション力も高められれば。将来的に風倒木の有効活用にもつなげたい」と話した。妹と参加した帯広緑丘小1年の男児(6)は「きれいな音が出て、楽しかった」と笑顔だった。
人気のツリーイング(ツリークライミング)では、児童が歓声を上げながら10メートルほどの高さまで登っていた。帯広明星小2年の女児(7)は「上に登るのは疲れたけれど、きれいだった」と話していた。
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