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室蘭民報

“つながり・地産地消” 地元味わう料理提供、洞爺湖温泉街のカフェ「めぐりや」 【洞爺湖】

魅力にひかれ全国から若者

「つながり・地産地消」をコンセプトに地元を味わえる料理を提供するコミュニティーカフェ「めぐりや」

 洞爺湖町の洞爺湖温泉街にコミュニティーカフェ「めぐりや」がオープンした。運営するのは、洞爺湖の魅力にひかれて全国から集まった20~30代の若者。「つながり・地産地消」をコンセプトに地元を味わえるプレート料理を提供する。開店から1カ月以上がたち、日に日に温泉街に溶け込み人気を集める。「人と人、人と自然のつながりを大切にしていきたい」。メンバーはそう語らい町民や観光客を受け入れる。

 運営会社の代表社員を務めるのは、宇野豪佑さん(36)。東京・高田馬場で学習塾などを経営する中、旅行で訪れた洞爺湖に魅せられた。「地方に可能性を感じる」と妻の加奈さん(33)と2016年から東京と洞爺湖の2拠点生活を送りながら、20年に移住した。

 毎年夏、全国の若者が洞爺地区の農家に集まり、畑をテーマにしたワークショップをするイベントに参加。洞爺湖に移住したい若者が多いこと、働く場所が必要なことを改めて感じた。このワークショップに参加した4人が昨年秋、町の地域おこし協力隊制度を利用し移住。宇野夫妻と計7人で3月15日にカフェをオープンさせた。

 店は温泉街の中心部に構えた。料理は「めぐりやプレート~畑」(1680円)と「同プレート~海」(1780円)、さらに鹿肉キーマカレー(1300円)、おむすびプレート(1100円)を用意。「畑」と「海」は「その時一番おいしい旬の食材を使用する」季節替わりメニューだ。

 このほかにも無農薬米粉マフィン(600円~)や大地のキャロットケーキ(600円)などある。洞爺や伊達、壮瞥、豊浦の「地元の生産者さんの情熱を感じられ、顔が見える料理です」と加奈さんはPR。運営に携わる田内領さん(26)は「食材や人、自然は循環の中で巡ってきた。そのことを感じられる場所にしたい」。

 1日からは、ランチの営業(午前11時半~午後4時)に加えカフェバー(午後4時~8時半ラストオーダー)も始めた。加奈さんも「洞爺湖がすごく好き。よりサステナブルにより美しく楽しいまちになってほしい。貢献したい」。豪佑さんは「自然の豊さ、人とのつながりを感じられる。地方には未来がある」と笑う。メンバーの思いは「地域に愛されるお店に」だ。

 「めぐりや」は洞爺湖温泉40・11。問い合わせは、電話0142・82局7643番へ。

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