大ぶりな春レタスを収穫する高坂さん

　【北斗】高坂農園（市千代田、高坂重勝代表）で、ハウスで育てた春レタスの収穫と出荷が始まった。柔らかな春の日差しを浴びて玉太りは良好で、シャキシャキした食感とほのかに甘みがある味に仕上がっている。

　高坂さん（５２）は、ハウス１７棟（約５０アール）と露地４ヘクタールでレタスを作る。ハウスは育苗時の加温を除き無加温で育てており、今月２０日に収穫を始め、５月下旬まで。その後、露地に切り替わり、１０月下旬まで続く見通し。年間６０万玉の収穫を見込む。生育を良くするため、八雲町の熊石海洋深層水を葉面散布するなど、栽培に工夫を凝らしている。

　高坂さんは、朝採りしたレタスを自宅倉庫でラッピング、値付けを行い、道南のスーパーを中心に一部は札幌にも出荷している。今年の生育は順調で、直径２０センチ弱、重さ４５０グラムのレタスになった。

　高坂さんは「春レタスは苦みが少なく、甘みがあって、見た目もきれい。生食サラダがお薦めだが、スープやしゃぶしゃぶなど加熱してもおいしい。外葉も柔らかいので食べられる」とＰＲしている。