みずみずしくシャキシャキ 洞爺湖のナガイモ、春堀り本格化【洞爺湖】
洞爺湖町内でナガイモの春掘り作業が本格化してる。土の中でじっと冬の寒さに耐え、うまみを蓄えたナガイモが次々と掘り起こされている。今季は昨年の猛暑の影響で例年に比べ、長いという。
町内香川町の香川農園(香川洋一代表)は約2ヘクタールで栽培している。今年は雪解けが早く、天候に恵まれ例年より1週間ほど早い13日から収穫をスタートした。連日、羊蹄山を仰ぎ見ながら、家族やパート従業員らが作業を行っている。
初夏の陽気となった16日は、香川さんがトラクターで掘り起こし、半そで姿のパート従業員らがナガイモをコンテナに運んでいた。香川さんは「みずみずしくシャキシャキしています。サラダなどに合いますよ」と笑顔で話した。
とうや湖農協によると、同農協全体(洞爺湖、豊浦、伊達市大滝)のナガイモの作付け面積は41.3ヘクタール。うち洞爺湖町内は36.2ヘクタール。種イモは例年5月下旬から6月に植え、秋掘りは10月下旬から12月。春掘りは4月上旬から下旬に行われる。昨年の高温による肥大化などで、昨年秋と今年春で例年より2割ほど多い1700トンほどの収穫量を見込んでいる。
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