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十勝毎日新聞

「南極の氷」で乾杯 サーフィンが縁、しらせ乗員が贈り物【広尾】

 広尾町の会社役員、石塚敏幸さん(69)=元広尾サーフィン連盟会長=の自宅に12日、「南極の氷」が届いた。趣味のサーフィンをきっかけに知り合った南極観測船「しらせ」の乗員からプレゼントされた。石塚さんは「高級なウイスキーをロックで楽しもうかな」と笑顔で話している。

「ウイスキーのロックで楽しむかな」。石塚さんの自宅に届いた「南極の氷」

 重さ約8キロの直方体(縦20センチ、横30センチ、高さ20センチ)。第65次南極地域観測協力行動(昨年11月~4月)に従事した海上自衛官の末田孝夫さんが送り主。「しらせ」は8日、南極での任務を終えて横須賀港に帰港した。

 末田さんは2010年、十勝港に入港した護衛艦「ひゅうが」の乗組員として来町。石塚さんは、末田さんがサーフィンを趣味にしていると知って意気投合、フンベ海岸を案内し、夜は酒を酌み交わして交流を深めた。

 末田さんは昨年9月、訓練の一環で十勝港に寄港した「しらせ」にも乗船。コミセンで開かれた地元歓迎会で、たまたま隣り合わせた町水産商工観光課長の室谷直宏さんに過去のいきさつを語り、13年ぶりに石塚さんと再会を果たした。

 「しらせ」の一般公開に孫と一緒に参加し、末田さんに差し入れをしたという石塚さん。このときのお礼として、数万年前の空気が閉じ込められた南極の氷が届いた。

 石塚さんは「10年以上も前の出会いを大切にしてくれて、とても感激。人の縁とは不思議なもの、サーフィン好きに悪い人間はいない。南極の氷で乾杯します」と喜ぶ。

 南極の氷は持ち帰りが許可されており、南極観測業務の広報・PR活動や隊員関係者への土産に利用されている。

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