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室蘭民報

洞青寮、働き手の宿泊施設に とうや湖農協、外国人向けに環境整備【洞爺湖】

外国人労働者の宿泊施設として活用される「洞青寮」

 とうや湖農協(本所・洞爺湖町香川、高井一英組合長)は、利活用の在り方が注目されていた旧町立洞爺高校の寄宿舎「洞青寮」を町から借用し、地域の農業振興を目的に外国人労働者の宿泊施設として活用する。増加する外国人労働者の生活環境を整え、農業の人手不足解消へ力を入れる。

 「洞青寮」は1996年2月に建築。鉄筋コンクリート造り一部2階建て。延べ床面積は1711・8平方メートル。40部屋がある。16年3月に同校の閉校に伴い閉寮した。町は宿泊施設やスポーツ合宿、農業体験施設などとしての活用を模索してきた。これまでに2度一般競争入札を行ったが、いずれも入札者はおらず、活用などが注目されていた。

 町によると、23年度の同農協が受け入れた外国人労働者数は24人。外国人の労働者の生活環境の整備などを進める中、洞青寮の活用を町に打診。4月1日からの借用となった。現在、寮内の改修などを行い、7月中旬ごろには労働者を受け入れられる予定。

 同農協は施設の購入を視野に入れる。木村直樹参事は「地元のパート従業員の高齢化などから人手不足は深刻で、外国人労働者は今後増える。生活環境整備は必要」とした。その上で「季節雇用だけでなく、通年で雇用するためにも冬場の事業拡大などを図りたい。試行錯誤していきたい」と続けた。

 旧洞爺高校の跡地は洞爺保育所が移転し、公園などが整備されている。懸案だった「洞青寮」の活用に洞爺総合支所は「人手不足のサポートにつながり、大変うれしい。施設の売却につながれば」と期待を込めた。

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