緊張の面持ちで辞令を手にする新入職員

　【網走】網走信用金庫（伴道弘理事長）は１日、同信金本部で「第99期新入職員入庫式」を行った。

　入庫式は「１日も早く１人前になる」と、新社会人としての決意を抱き、真新しい制服を着た８人が、緊張の面持ちで出席した。

　伴理事長は、社会に巣立ったばかりの若者１人１人に「入庫おめでとう。頑張って」と励ましの声を掛けながら辞令を交付した。

　その上で「私たちの仕事は、地域に寄り添い、悩みを共有し、すべての人々に良質な金融サービスを提供すること。仕事を通じた達成感は、人としての成長につながる。ともに成長する皆さんを、私たちは全力でサポートする」とエールを贈った。

　新入職員を代表して網走南ヶ丘高、小樽商科大卒の猪股奈生さん（22）は「地域の信頼に応え、地域に貢献できるよう、頑張っていきます」と意気込みを宣言した。

　営業地域内の雇用促進に力を入れる信金は、今年も地元採用に力を入れた。

　網走桂陽高や北見緑陵高、釧路明輝高の新卒者を含む高卒６人と大卒２人の計８人を新規採用したほか、キャリア採用で２人を採用した。

　網走出身で網走桂陽、東農大網走を卒業し、念願の地元就職がかなった浪岡舞さん（22）は「慣れないこともたくさんあるだろうが、早く仕事ができるよう、精いっぱい頑張っていきたい」と目を輝かせていた。