事故のない社会のために 交通安全宣言書を提出 啓発DVDも映像更新 網走地区安管
【網走】網走地区安全運転管理者協会(宮川隆昌会長)はこのほど、会員事業所の交通安全宣言署を網走署に提出。併せて、同署管内の交通事故多発エリアと人身事故のドライブレコーダー映像をまとめたDVDを寄贈した。
交通安全宣言書は、交通事故の撲滅を目指して同協会が毎年、会員事業所に署名してもらっているもの。今年は123事業所から寄せられた。
宣言は、交通事故のない社会を実現するため▽飲酒運転の根絶▽全席シートベルト着用の100%実践▽こまめにハイビーム運動実施▽子どもや高齢者をはじめとする歩行者を、交通事故から守る―などの6項目からなっている。
網走署を訪れた宮川会長は、これらの宣言を読み上げた上で、寄せられた123件の宣言書を宮野智幸署長に手渡した。
DVDは、同協会が作成している「交通事故多発マップ」を映像化したもの。過去10年間に起きた死亡事故現場や、過去5年間で人身事故が3件以上起きている危険箇所などを市街地マップに落とし込み、現地の映像とともに紹介している。 昨年春、同マップをのデータを最新のものに更新したことから、DVDの映像も新しくした。
また、交通事故の当事者から提供してもらったドライブレコーダーの映像も新たに収録。出会い頭での衝突や追突、夜間の歩行者事故など、実際の事故が映っており、衝撃的な映像が多いが、それだけ啓発効果の高いものとなっている。
ヘッドライトのロービームとハイビームで、夜間に見えやすい色と見えづらい色を確かめる実験映像は、50㍍先に置いた7色のカラーコーンに少しずつ近づいていくもの。
白や赤、黄色などはすぐ見えてくるが、黒は車両の数㍍前でやっと見えるようになるなど、違いが一目瞭然で分かるよう工夫されている。
同署は、このDVDを交通安全啓発や講習などで活用することにしており、宮野署長は「大変ありがたい」と、同協会に感謝していた。
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