重機の前で防寒ジャンパーを着用する従業員（前列右から４人目が古川社長）

　新得町内の古川建設（西１南１、古川雅信社長、従業員３５人）は、従業員アンケートで希望の多かった３点を実現させ、社内プロジェクトの目標を達成した。古川社長（５１）は「今後も従業員の夢をかなえるプロジェクトに取り組みたい」と話している。

　古川社長を中心とする「従業員の夢を叶（かな）えようプロジェクト！」のチームが、昨年１２月に実施したアンケートを基に目標を定めた。

　アウトドア用品製造・販売大手の「モンベル」（大阪）の独自素材を使用した防寒ジャンパーを全従業員に支給。工事現場で使用する移動式クレーン車は、これまで中古車両を使っていたが従業員の強い要望で新車を購入し、従業員の福利厚生事業の一環として「完全週休２日制」の導入も実現した。

　３月１９日には同社駐車場で、２台の重機のお披露目会とお楽しみ抽選会を実施した。全従業員から募った能登半島地震の災害義援金２１万７８００円も、北海道銀行を通じて現地へ送った。

　古川社長は「これからも新たなプロジェクトを生み出し、働きやすい環境整備と作業効率のアップにつなげたい」と意欲を見せている。