４品目の料理づくりに励むえりも高校の生徒たち

【えりも】えりも漁協女性部連絡協議会（川﨑尚子会長）主催の「浜の料理教室」が13日、えりも高校（木村嘉延校長）の家庭科の総合学習の時間に行われ、２年生29人が川﨑会長と各地区女性部長５人のサポートで前浜で生産された海産物を使い料理づくりを学んだ。

　川﨑会長は冒頭で「コロナ禍で５年ぶりの料理教室開催になったが、豊富な地元産海産物での料理づくりをマスターして、将来、町外へ出たときは古里を思い出して〝えりもの味”普及に役立ててほしい」と呼び掛けて５班に分かれ料理づくりが始まった。

　この日のメニューは、「えりものお宝炊き込みご飯」「マツモの味噌汁」「タコのてんぷら」「大根サラダ」の４品。野菜刻みなど不慣れな男子生徒には、各班の女性部長が刻みのコツを教えながら１時間半ほどで全品を完成させた。

　試食会を兼ねた昼食会には、先生たちも加わって生徒たちの手作り料理に舌鼓を打った。コンブ、サケ、灯台ツブなどが入った「お宝炊き込みご飯」には、お代わりも続出し生徒たちを喜ばせた。

　生徒会長の工藤日和さん（２年）は「女性部長たちの親切なアドバイスで４品目を完成させることができた。先生たちにも喜んでもらえてうれしい」と話した。