縄文文化知る「入り口」 ナチュの森、15日から特別展【白老】
竪穴式住居模型、解説パネル並ぶ
化粧品製造販売のナチュラルサイエンス(東京)は15日から、運営する白老町虎杖浜のナチュの森で、「ナチュの森で縄文にであう展」を開催する。会場ではスタッフが展示物の設置作業を進めている。
白老町と町教育委員会、登別市教委共催。市教委学芸員の菅野修広氏が監修。ナチュの森内の森の工舎1階には、北海道埋蔵文化財センターから借りた縄文時代の生活を再現した縦約2メートル、幅約3.5メートルのジオラマが登場する。
2階がメイン会場でパネル約50枚が並ぶ。縄文時代の基礎知識を解説したコーナーをはじめ、国宝の中空土偶「茅空(かっくう)」の6倍スケールの模型、100年を5センチで現した旧石器時代から現在までの年表、登別や白老、洞爺湖、苫小牧、恵庭、千歳で発掘された遺物なども展示。7~8月には茅空のレプリカも登場する。
また、紙管を骨組みにして段ボールで屋根を作った竪穴式住居をはじめ、墓や貝塚、落とし穴の模型など狩猟や漁労の様子を再現したコーナーなども設ける。
同社の高畠章取締役工園長は「縄文文化を学ぶ人の入門編のような展示になれば」と話した。
会期は9月30日まで。入場無料。時間は午前10時~午後4時。水、木曜日定休(祝日は営業)。
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