地元生産の「花き」を学ぶ 三石中1年生がふるさと学習【新ひだか】
【新ひだか】三石中(日比野光洋校長、生徒73人)の1年生24人が6日、「ふるさと学習」で地元みついし農協で生産する「花き」について学習した。総合的学習の授業として実施。
講師は、みついし農協の平田翔真農産係長(27)が務めた。自己紹介で三石中を卒業したことなどを話し、パワーポイントを使って、花の種類や年間の栽培管理、出荷などを詳しく説明した。
また、「みついし花だより」は、三石地区を中心に静内地区や浦河町の花き農家でつくるみついし花き振興会(60戸)が出荷。生産の約8割を占めるデルフィニウムのほか、マトリカリア、スターチスなどが共選品目になっていると解説。
共選出荷は4月末から始まり、週3回のペースで出荷。12月上旬まで続き、6月中旬から9月下旬までのピーク時には週4回の出荷となり、1回当たり2千~2500箱が道内や関東・関西方面の市場に送られる。デルフィニウムは、道内一の生産量を誇り、母の日や墓参り、秋のブライダルシーズンに出荷数量が増えるという。
平田係長は「花きの生産は約16㌶で作付けされ、年間約700万本、生産額は8億円を超えている」と話した。
授業を終えた飯岡琉綺さんは「地域で生産している花が身近に感じられ、より詳しく学習できた。気候が涼しく花に適していることもわかった」、中村紗月さんは「デルフィニウムの種類や色がたくさんあることが学習できた。生産額が8億円と聞いてびっくりした」とそれぞれ感想を話した。
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